難民による難民のためのメディア
想像を絶する苦難を乗り越え、難民キャンプで日々をおくる人々が主役です。
「The Road (ザ·ロード)」メディアプロジェクトは、ヨルダンに逃れたシリア難民が暮らすザータリ難民キャンプで2014年にスタートしました。ジャーナリスト育成トレーニングを通し、シリア難民による難民のための月刊誌「The Road」が創刊されました。
2年後に、難民の声を世界に届ける映像プロジェクト「IN TRANISIT (イン·トランジット)」が加わりました。
難民による難民のためのメディアとして、シリア難民ジャーナリストが取材·制作のすべてを担当します。世界中のメディア·プロフェッショナルの協力を得て、2014年以来、150人を超える男女の若手ジャーナリストが育成されました。
「難民キャンプで暮らす人々の生の声をきくのは、世界中の人々にとって貴重です。」
ポール·デス·ルナ (ニューヨーク在住写真家)
- 全ての写真·映像はザータリ難民キャンプのシリア難民により撮影·制作されました。
15歳の花嫁(日本語クローズドキャプション)
ピエロは恥ずかしがり屋(日本語クローズドキャプション)
シリアにまた陽が昇るとき(日本語クローズドキャプション)
ザータリ難民劇団「マーク・オブ・ホープ」(日本語クローズドキャプション)
正義のマッチョ(日本語字幕版)
シリアのダマスカス大学で、土木工学を勉強しながら、ボディービルの選手をしていたアリ。紛争で、勉強も選手としての活動も継続が不可能になってしまったが、現在、避難した先の難民キャンプにおいて、障害者へのリハビリに力を注いでいる。
また、避難体験については、悲惨すぎて口をつぐむ難民が多いが、アリはその一部始終を事細かに語ってくれた。
(2016年 7分)
Special Thanks to Save the Children
Photo Chris de Bode, Christiaan Trieber
Director Younis Al-Haraqy
Facilitating Director Yuki Saito
シリアから持ってきたサッカーボール(日本語字幕版)
シリアの子どもたちの間で最も人気のあるスポーツといえばサッカー。アフマド・マジャーリッシュ15歳も、学校での勉強も忘れてサッカーの練習に明け暮れる少年のひとり。将来の夢は、スペインリーグでプレーすること。
何が起ころうとも、けなげに自分のやりたいことだけを見つめ続ける少年の表情が胸を打つ。
(2016年 4分)
Music Hirokazu Akiyama http://www.hmix.net
Special Thanks to Finn Church Aid (FCA)
Director Waed Al Shewemreh
Facilitating Director Yuki Saito
学校のとなりの雑貨店 #1 (日本語字幕版)
ザータリ難民キャンプにある小学校、その校門のすぐ横に、小さな雑貨屋がある。モハメッド•ヒラーリ君15歳は、学校を退学し、この店で毎日働いている。実は、父親がいぜんシリアに残っているため、モハメッド君が、ここでは一家の稼ぎ頭となっているのだ。英語が好きと語る妹たちが、勉強を続けられるようにと、自分は仕事に精を出す。
そして、父親からかかってきた一本の電話で、一家の運命はふたたび大きく動くことになる。
(2016年5月10日撮影)
砂漠に咲いた花 #1(日本語字幕版)
2012年7月、砂漠地帯に誕生したザータリ難民キャンプ。現在8万人ほどのシリア難民が暮らす、世界で2番目に規模の大きな難民キャンプだ。
3年4ヶ月前にここにやってきたアブドゥル•バサット君は、無機質な色のない空間に彩りを添えようと、小さな庭をつくることを思いつく。そして、白いカーネーションを植えたのだが・・・
(2016年5月8日撮影)